【実験】アガベ チタノタを軽石だけで1年間育てた結果

Agave(アガベ)

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「アガベの用土は○○がいい・・・」とか

「ぶっちゃけなんでも育つ・・・」とか

いろいろな話を聞きますよね。

用土についてはこちらの記事で解説していますが、

育成環境、

どのように育てたいか、

などによって用土配合は変わってくるので、

やっぱり正解はないんだとわたしも思います。

「ぶっちゃけなんでも育つ」

なら試してみるかってことで

実験をしてみました。

「アガベを軽石だけで育てる」

実験をはじめて約1年が経過したので

結果とまとめを書いていきます。

※今回はあくまで実験です。
軽石のみでの育成を推奨するものではありません。

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軽石だけでも育つのか?

結論からいうと

普通に育ちました。

比較成長を比較するとこんな感じ

Agave titanota “Red Catweazle”

軽石だけとなると

用土の排水性は非常に高いです。

その分アガベにとっては厳しい環境ということもあり、

鋸歯も強く、現地に近いような荒々しい姿に成長しました。

成長記録まとめ

こちらの記事に成長記録がありますが、

経過を簡単にまとめます。

R3.4 軽石100%に植え替え

やっぱりかっこいい!

用土はすべて軽石(日向土)

肥料分はマグァンプKを少量

液肥は与えずに基本は水のみで育成開始

(活力剤はときどき気が向いたときにやってました)

この植え替えの際に根も整理しました。

結構太い根が出ていますね。

R3.6 植え替え後に激やせ

株がやせて赤くなってしまいました。

植え替えの際に根を整理し、

用土も軽石に変更したことで

急激に給水量が減ったことが要因だと思います。

R3.8 完全室内管理へ移行

これまで太陽光をLEDを併用していましたが、

出し入れが大変で、完全室内管理に移行

このあたりからアガベが環境に慣れてきた感じがしました。

室内管理についてはこちら

R3.10 水やり頻度を増やす

もう少しだけ健康的な株にしたかったので

水やり頻度を少し増やしました。

(ここから水やり頻度はほとんど週1回)

根はしっかり張っているのか水やり後の反応も良好。

この頃から鋸歯の強さ、葉の厚みが出てきました。

R3.11 中心が太くなり、鋸歯が強くなる

水やり頻度を増やしたのが良かったのか

一気に鋸歯の強さ、葉の厚みがさらに増しました。

葉が短く詰まり、中心点も太くなりました。

厳しい環境に適応するために、

葉への貯水量が増えたのでしょうか。

ここでようやく育成方法が固まってきた感じがしました。

R4.3(現在) 厳つく締まった株に

一気に大人な風格に

Instagramで見て、憧れていたような厳つい姿に近づきました。

葉と葉の間が詰まって、締まった株になってきました。

※葉にしわが寄っているわけではありません

このまま育成していけば良い株に仕上がりそうですね。

1年間を振り返ってみると、

良く成長してくれたのではないでしょうか。

軽石育成による変化

実際に育ててみて、変化したポイントをみていきます。

○鋸歯の変化

購入当初は中心の鋸歯は黄緑でしたが、

現在は中心点付近まで白くなっています。

鋸歯の色は通常

白(クリーム色)→黄緑→黒→白の順に変化します。

厳しい環境で育成したことにより、

葉の展開が遅くなり、

中心点付近の鋸歯まで白に近くなったと考えられます。

○葉の変化

葉色

植え替え後と比べると緑が戻ってきています。

もともとはRed Catweazleは厳しい環境で育てると赤みが強くなるのが特徴。

なのでこれはこれでかっこいい。

また肥料分が少ないのも要因とひとつと思われます。

葉の厚み

環境に順応してきたタイミングで、急速に厚みを増しました。

おそらく厳しい環境に、

葉の貯水量を増やすことで対応してたのでしょう。

○中心点の変化

中心点は葉の厚みが増してくると同時に、太くなっていきました。

中心を太らせるには葉を短く厚くつくる必要があります。

根の変化

当たり前ですが根は伸びました。笑

乾燥気味の茶色や赤みがかった根が多いです。

軽石よって排水性が高いため、

乾燥気味の根が多くなり

結果的に水を吸う役割が大きい白根は少なくなったと思われます。

また太い根がみられず、細い根が中心でした。

以前保水性に高い用土でアガベを育てた際には

主根のような太い根が出ていたので、

乾燥(根が空気に触れること)によって分岐が促進され、細い根が中心になったのかな?

感想とまとめ

結果としては鋸歯も強く締まった株に育てることができました。

今回の結果のすべてが

用土を軽石にしたことによるものではないと思いますが、

厳つく、荒々しい姿に育てるには

用土内に軽石の割合を増やしていくのもありだと思います。

ただし、成長速度も遅くなりますので

子株よりは中〜大株に向いていると思います。

アガベを厳つく作り込みたい方、

中〜大株の形を維持していきたい方は

用土内の軽石の割合についても検討してみてはいかがでしょうか。

それでは良いAgavelifeを!


わたしはアガベを中心に様々な植物を約4年間育成しています。 

Instagramにて育てている株の写真や、

初心者の方からの質問等も受け付けていますので、

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