昨今の園芸ブームでカルト的な人気を誇るアガベ
最近育て始めたという方も多いのではないでしょうか?
アガベを育てている方で
・室内やベランダ育成で日照不足に悩んでいる。
・アガベをもっときれいにかっこよく育てたい。
・初めて冬越し…心配だな。
こういった悩みがある方もいらっしゃるのではないでしょうか?
そんな方には植物育成ライトの導入をおすすめします。
最近では各社からたくさんの植物育成LEDライトが発売されています。
「植物育成ライトってぶっちゃけ効果あるの?」
「植物育成ライトって種類がたくさんあってどれを選べばいいかわからない…」
「効果のあるライトの選び方って?」
本記事ではこのような疑問を解決し、わたしが厳選した植物育成ライトを5つご紹介します!
わたしはアガベを中心に様々な植物を約4年間育成してきました。
植物育成ライトも実際に使用していますが、きれい育っています。
↓最近はLEDのみで作り込んでいる株もあります。
わたしはアガベを中心に様々な植物を約4年間育成しています。
Instagramにて育てている株の写真や、
初心者の方からの質問等も受け付けていますので、
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アガベをきれいに育てるポイントは【日照時間】
アガベをきれいに育てるポイントは
・日当たり
・温度
・水やり頻度
・風通し
アガベは日照要求が非常に強い植物です。
この4つの中でも「日当たり」は特に大切です。
きれいに育たない原因の多くは日照不足にあります。
●例えばベランダ育成の場合
アガベに直射日光が当たる時間は多くても6時間前後です。(季節やベランダの向きにもよりますが)
アガベの自生地は北アメリカやメキシコの乾燥地帯
自生地環境を考慮すると日照は圧倒的に足りません。
おまけにこれからはアガベにとって厳しい冬がやってきます。
冬越しには温室や室内管理が必要になり、
室内管理ではさらに日照不足になることが予想されます。
しかし、植物育成ライトを併用することでこういった日照不足を補うことができます。
植物育成ライトの効果とは?
まずはじめに前提条件として・・・
太陽光は最強です。
太陽光をたくさん当てられるのが良いに越したことはありません。
しかし
結論 植物育成ライトも効果あります。
わたしは育成ライトのみでも普通にきれいに育てることができています。
少なくとも今回ご紹介するものは使い方次第でアガベ育成の強い味方になってくれるはずです!
植物育成LEDライトを選ぶ基準
最近では各社からたくさんの植物育成LEDライトが発売されています。
「性能や価格、光の色だって違う。どれを選べば良いの??」
ということで今回は
①価格
②効果の信頼性
③鑑賞性
を基準に5つの植物育成ライトを選びました。
効果の信頼性について
ライトの効果がどのくらい期待できるか知りたいのであれば、
この2つを見るようにしましょう。
・PPFD値がどのくらいか?
(太陽光の2000μmol m-2 s-1にどれだけ近いか)
・フルスペクトルか?
ライトを選ぶ際に見ておきたい数値に
【PPFD】という数値があります。
PPFDは超簡単にいうと 光合成に関連する光の値
太陽光のPPFDは2000μmol m-2 s-1なので
この数値にどれだけ近づけられるのかがポイントになります!
【フルスペクトル】については
超超簡単にいうと 太陽光に近い波長ってこと
植物育成においてはフルスペクトルが良いとされているので
太陽光の波長に近いフルスペクトルのものを選ぶのが良いです。
今回わたしも「PPFD」「フルスペクトル」を見て、効果の信頼性について評価をしています。
鑑賞性について
・Ra値がどのくらいか?
(どれだけ自然光のRa100に近いか)
鑑賞性については
【Ra】という値を基準に評価しました。
RaとはLEDの演色性の値
自然光での色を100とした時を基準にしています。
ようは100に近ければ近いほど、太陽光の見え方に近づくってことです!
アガベにおすすめ植物育成LEDライト5選
今回は価格、効果、鑑賞性を基準に5つの植物育成ライトをご紹介します。
※生産中止となっているIKEAの植物育成ライト「VÄXER(ヴェクセル)」については紹介しません。
メルカリなどで転売されているのをよく見かけますが、私は転売価格で買う価値はないと考えています。
今回ご紹介する中にはIKEAと同等の価格帯のライトもありますので、転売商品は買わないことをおすすめします。
①AMATERAS LED 20W アマテラス
価格:C
効果の信頼性:A
鑑賞性:A
「しっかり育てたいし、植物をおしゃれに飾りたい。」
という方におすすめ!
【スペック】
・価格14200円
・太陽光に最も近い波長(フルスペクトル)
・高演色Ra97
・照度18,050lux
・PPFD406μmol m-2 s-1(照射距離40cm)
・照射角度約100度
・消費電力20W
・電気代1ヶ月約200円(12h/日)
まずは定番のアマテラス。
アガベ好きで知らない方はいないと思います。
価格は今回ご紹介する中で最も高額の14200円。
理由としては効果が期待できるスペック、高い演出性、デザイン性にあると思います。
効果については光合成に必要な光の値であるPPFD406
照射距離や照射時間を工夫することでアガベも十分な育成が可能だと思います。
照射角度は約100度で比較的広範囲を照らすことができます。
そのため株を複数管理したい方にもおすすめ。
また「太陽光に最も近い」というだけあってとにかく明るく、演色性も高い。
お部屋にいながら太陽光で照らされたかのように美しい植物の姿を鑑賞することができます。
個人的にはデザイン性の高さも気に入っていて、違和感なくインテリアにもマッチしますよ!
オシャレAgve Loverの方はひとつは持っておきたいライトですね。
②Helios Green LED 植物育成ライト
※こちらの商品は正規代理店のみでの販売になります。
価格:B
効果の信頼性:A
鑑賞性:A
「価格、効果、鑑賞性、デザイン、全てに妥協したくない!」
という方におすすめ!
【スペック】
・価格6280円
・太陽光に近い波長(フルスペクトル)
・照度38,000lux
・PPFD1059μmol m-2 s-1(照射距離40cm)
・照射角度約60℃
・消費電力24W
・電気代1ヶ月約233円(12h/日)
こちらは農業用LEDシステムの設計・販売を行っているJPP(旧日本パワープラント)から発売されている植物育成ライトです。
2020年からInstagramを中心に発売が開始し、ヒット商品となります。
※現在も生産が追い付かないほどの人気です。
価格もアマテラスの半額程度
光合成に必要な光の強さを表すPPFDが1059とアマテラスよりも高い数値となっています。
PPFD値も高く、アガベ育成は十分に可能だと思います。
照射角度が60度とアマテラスより低いため、照射範囲は狭まります。
範囲は狭まるけど2つ買ってもアマテラスを同等の価格なので個人的にはこっちの方が良い。
鑑賞性を示すRaも98.5と高いため
お部屋にいながらアガベを眺めてコーヒーを飲むなんてこともできちゃいます。←最高かよ。
デザイン性も高く、カラーがブラックとホワイトの二色展開です。
今後さらに普及が進むことに期待!
もうぶっちゃけ全部これにしたい。笑
はい。ここからは
「アマテラスとかヘリオスとか欲しいけど高すぎだろ!怒」
という私と似た考えの方にすすめたい植物育成ライトです。
比較的安く、私も実際に使用してある程度効果の高かったものを選びました。
③ビームテック 植物育成LEDライト
価格:A
効果の信頼性:A~B
鑑賞性:C
「とりあえずは安いのを試してみたい。」という初心者の方
「鑑賞性はいいから、数がたくさんほしい。」というアガベコレクター
におすすめ!
【スペック】
・価格1300円
・波長赤660nm、青460nm
・照射角度約80℃
・防塵・防湿・防雨型で屋外兼用
・消費電力13W
・電気代1ヶ月約126円(12h/日)
こちらは私が最も使用している植物育成ライトです。
このライトはとにかく安い!
アマテラスの10分の1以下の価格です。
波長については赤と青の波長のみが使われています。
そのため発光時にはピンクや紫色をしているので、鑑賞性は極端に下がります。
インテリアの一部としても植物を楽しみたいという方にはおすすめできません。
また効果の信頼性については今回A〜Bとさせていただきました。
公式においてもPPFD値が表記されておらず、
アガベ育成においてはスペックが曖昧であったためです。
波長赤660nm、青460nm
「nm」というのは放射束密度の単位で光合成に有効な範囲は400〜700nm
この400〜700nmの範囲でPPFDが図らられるらしい・・・よくわからん
しかし、私が使用している限りでは普通に効果あります。
普通にビームテックだけでも育成は可能でした。
LEDでの具体的な管理方法はこちらで公開
わたしは育成を鑑賞性は気にしていないので、これで十分です。
効果もあってほんとに買ってよかったと思える商品です。
④MORSEN LED植物育成ライト
価格:B
効果の信頼性:A~B
鑑賞性:B
「価格は安い方がいいけど、鑑賞性も高いほうがいい。」
という方におすすめ!
【スペック】
・価格3299円
・フルスペクトル
・4000-5000lm
・照射角度約120℃
・※PPFD5129μmol m-2 s-1(照射距離3cm)
・推奨照射距離: 30〜50cm
・演色性Ra97.4
・消費電力20W
・電気代1ヶ月約190円(12h/日)
こちらも比較的安く、効果も期待できるライトです。
価格は3299円と安めです。
効果についてはフルスペクトルでPPFDが5129
と表記されていましたが、その際の照射距離がわかりませんでした。
※商品レビューを確認するとPPFDを計測している動画がアップされていました。
その動画の内容によると
LEDチップ3センチにて計測平均値、軽い移動すると数値が変化しました。
暖色のランプPPFD(光合成光量子束密度):5000~5400umol/㎡/s間
要するに照射距離3cmでPPFDが5000くらいってことで
PPFDを見ると効果も期待できる結果となっています。
照射角度も120度と広範囲を照らすことができるので
複数株の管理にもおすすめです。
⑤植物育成ライト LED クリップ式
価格:B
効果の信頼性:B〜C
鑑賞性:C
「小さい株を複数もっていて広範囲に使いたい。」
「アガベの実生(種まき)に挑戦したい!」
という方におすすめ!
【スペック】
・価格3450円
・クリップタイプ
・調光、タイマー機能付き
・照射角度、距離調整可能
・LEDチップ80個(赤52、青28)
・PPFD不明
・推奨照射距離: 20cm
・消費電力40W
・電気代1ヶ月約381円(12h/日)
このライトは今までの電球タイプと違い、クリップタイプになります。
クリップ式なので場所を選ばず設置ができ、可動式のため光の位置や方向を自由に決められるのが良いところ
価格は3450円と比較的安いです。
他の似た商品でさらに安い物もあるので探して見てもいいかもしれません。
赤と青のLEDで構成されおり、発光時にはピンク色をしているので、鑑賞性は下がります。
効果についてはB~Cとさて頂きました。
PPFDの表記がなかったのと、使用している感じでは今回ご紹介した他のライトに比べると、パワーは落ちる感じです。
しかし、メリットもあり広範囲を照らせることや、光の位置と方向を自由に設定出来ますので使いやすいです。
私は実生や子株の管理には十分使用できると思います。
中~大株で使用する際にはあくまで、太陽光の補助としての使用をおすすめします。
ただ商品の耐久性が若干心配。
私が以前購入した、同タイプのライトは約1年ほどでつかなくなりました。
LED自体は平気そうだったのですが、接続不良を起こしている感じ。
そのため今回は保証付きのものを選びました。
似たような商品がたくさんあるので、購入する際にはレビューや返品保証などをよく確認してからにしましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
植物との出会いは一期一会です。
せっかく出会った植物には元気に成長してもらいたいものです。
植物育成ライトは商品によって効果も様々。
自分に合ったものを選んで使用するれば、育成の強い味方になってくれること間違いなしです!
植物育成ライトを使ってより楽しいAgaveLifeを!
今回紹介したもの
Helios Green LED 植物育成ライト 公式サイトはこちら
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