今回はアガベの鉢選びについて解説します。
抜き苗で購入する機会も多いアガベ。
「鉢」について悩まれる方も多いのではないでしょうか?
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・アガベはどんな鉢で育てたらいいの?
・プラスチックと陶器の違いって?
・鉢の大きさってどのくらい?
今回はこのような疑問を解決していきたいと思います。
鉢とアガベを組み合わせて「仕立て」楽しむの醍醐味ですよね。
鉢選びは見た目だけでなく、育成にとっても重要な要素のひとつとなります。
本記事の内容
・鉢の種類
・プラ鉢と陶器鉢の違い
・アガベの鉢選び3つのポイント
・「締める」ための鉢選び
・価安のおすすめ鉢
今回は初心者の方にもできるだけわかりやすく解説します。
わたしはアガベを中心に様々な植物を約4年間育成しています。
Instagramにて初心者の方からの質問等も受け付けていますので、
よろしければフォローをよろしくお願いします!
鉢の種類
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鉢は素材や作りによって様々な種類があります。
一般的なものには
・プラスチック鉢、ビニールポット
・陶器鉢、磁器鉢
・素焼鉢、駄温鉢
・3Dプリンター鉢
などがあります。
アガベの育成に良く使用される鉢としては
プラスチック鉢と陶器鉢が多いかと思いますので、
今回この2種類について詳しくみていきます。
素焼鉢についても他の素材の鉢と比べて通気性が高くおすすめです。
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しかしあまり使っているかたを見かけないのは、
コスパや見た目の問題でしょうか・・・
3Dプリンター鉢については最近増えてきています。
まだ使ったことがないので今回は割愛しますが、
おすすめのものがあればぜひ教えてください。
プラスチックと陶器の違い
ではプラ鉢と陶器鉢ではどちらが良いのでしょう?
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結論からいうと好みの問題かと思います。
鉢自体の透水性は2つともほとんどありません。
通気性は鉢の形状や底穴によって変わります。
下記にプラ鉢と陶器鉢のメリット・デメリットを挙げてみました。
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プラ鉢のメリット
・価格が安い・軽くて扱いやすい
・スリット入りが多く、根張りが良い
・柔らかく変形するため、植え替えがしやすい
・シンプルな形状で整理整頓がしやすい
プラ鉢のデメリット
・デザイン性が低い
・軽くて倒れやすい
・柔らかく耐久性が低い
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陶器鉢のメリット
・デザイン性が高い
・重く倒れにくい
・耐久性が高い(熱などに強い)
陶器鉢のデメリット
・価格が高め・重い
・植え替えにくい
・落下に弱い
プラ鉢のメリットはやっぱり安さ。
多くの植物を育てる方にはおすすめ。
陶器鉢のメリットはなんといってもデザイン性の高さ
植物と合わせて仕立てを楽しむのも園芸の醍醐味ですよね。
アガベの鉢選び3つのポイント
わたしが鉢を選ぶ際のポイントを3つご紹介します。
※あくまでもわたしの意見です。
①通気性:スリットまたは大きめの鉢底穴
②鉢のサイズ:やや小さめ・縦長
③形状:シンプルで並べやすい・持ち手がある
①通気性:鉢底穴・スリットの有無
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鉢底穴の大きいものやスリット入りの鉢を選ぶようにします。
素材が同じでも、鉢底穴の大きさやスリットの有無によって通気性が変わります。
通気性を高めることで用土の乾きも早くなり、
根腐れも防止することができます。
スリット鉢の効果とは??
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スリットは根のサークリングを防止することを目的としています。
根のサークリングとは鉢底まで達した根がぐるぐる旋回してしまう現象のこと。
旋回し密集した根は水分や栄養分が吸収できなくなり、
根詰まりの原因となります。
サークリングを防止することで正しい根張りを促し、
より健康的な株に育てることにつながります。
②鉢のサイズ:やや小さめ・縦長
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子株はやや大きめで縦長の鉢
中株以上はやや小さめの縦長の鉢で育てるようにしています。
鉢のサイズが大きければ用土が渇きにくく、小さければ用土が乾きやすくなります。
はやく大きくしたければ、大きめの鉢に入れます。
ただし土の渇きも遅くなるので根腐れに注意。
作りこみたい中株や大株についてはやや小さい鉢に植えて、
土の乾くがはやくなるようにしてます。
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サイズは下葉の先端が鉢にちょうど収まる大きさを選ぶようにしてます。
縦長が良い理由はアガベは根を縦に伸ばす傾向(直根性)が強いため。
根を深く伸ばし、できるだけ自然に近い状況を作るようにしています。
③形状:シンプルで並べやすい・持ち手がある
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私はプラ鉢派で、鉢の造形にはこだわりがありません。
できるだけシンプルで同じ形状の鉢を使用するようにしています。
理由は整理整頓しやすく、メンテナンス効率が上がるためです。
複数の株を育てる場合、同じ形状の鉢を使用することで、株の状態も一目で見わかるようになります。
複数の株を管理する方にはこのやり方はおすすめです。
持ち手は地味に大切!
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持ち手があるかどうかは地味に大切です。
大切株を落としてしまった!などの事態にならないように、
重たい中株~大株については持ち手がある鉢を選ぶようにしています。
「締める」ための鉢選び
アガベは一般的にコンパクトにまとまった形が鑑賞価値が高いとされています。
水やり頻度を下げるなど、厳しい環境にで育てて「締まった」株を作っていきます。
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締まった株に育てるには鉢の選びも重要になります。
アガベは小さめの鉢で育てることで締まった株に育ちやすくなります。
基本的に植物は根を伸ばした分だけ地上部も成長します。
そのため鉢が大きいほどアガベも大きく育ちやすいです。
逆に鉢を小さくすることで、根が伸びにくくなり、葉の伸長を抑えることが出来ます。
この方法は盆栽でも使われています。
あえて厳しい環境で育てることによってより力強い姿が見られるかもしれません。
基本的な育て方についてはこちら
価安のおすすめ鉢
わたしが好んで使用している鉢をいくつかご紹介します。
わたしは断然プラ鉢派です。
価格の安いものだけまとめました。
①プラステラ120深鉢
まずはスリット鉢の定番プレステラ。
スリットで根のサークリングを防止してくれます。
通常と深型があり、サイズ展開は90、105、120。
一番のおすすめは120深
他のサイズに比べて硬く、安定感があります。
②FRシリーズ
持ち手がしっかりしているので使いやすいのが特徴。
底穴も多く、通気性も良いです。
ただしスリットはありません。
わたしは加工してスリットをいれますが、
そのまま使っても問題なしです。
※加工は自己責任でお願いします。
3号から6.5号まで7種類のサイズ展開
③BLACK PLASTIC POT シリーズ
プラ鉢でも見た目にこだわりたい方には
BLACK PLASTIC POTシリーズがおすすめ。
厚みがあり安っぽさがない質感なので、
コレクション株を入れても映えます。
底穴がないのでお店で頼むか、自分で開けます。
スタンダード、ボール、トールなど様々な形があります。
④伝市鉢
陶器鉢に入れたいけど、高いなぁ・・・と感じている方におすすめ
伝市鉢は植木鉢に特化した窯元 丹波立杭市野伝市窯で作られています。
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底穴が大きく通気性も良い。
風合いがあり、植物をより一層引き立ててくれます。
こちらも様々な形状、サイズがあるのでお気に入りのものを探してみてはいかがでしょうか。
まとめ
・プラ鉢と陶器鉢は好みで選んでOK
・通気性が高いスリット入りや底穴が大きい鉢が良い
・形状は高さのある縦長の鉢がおすすめ
・締めて育てるにはやや小さめの鉢を選ぶ
今回はアガベの鉢選びについて解説させていただきました。
鉢が育成の全てではありませんし、今回はあくまでわたしの意見です。
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プラ鉢で育成を楽しむのも良し
仕立てて鑑賞を楽しむのも良し!
ご自身のスタイルに合った鉢を探してみてはいかがでしょうか。
それでは、よいAgave lifeを!