昨今の園芸ブームに伴って、
各社から様々な植物育成ライトが発売されています。
わたし自身も植物育成ライトを使用することで育成の幅が広がり、
今まで以上に園芸を楽しむことが出来ています。
またアガベやコーデックスの冬越しには必須のアイテムともいえるでしょう。
各社より様々なライトが発売される中、
爆発的な人気を誇っているのが
Helios Green LED
その人気から現在は予約販売がメインとなっています。
以前からインスタでは話題になってずっと気になってはいたんですが、
中々予約ができなかんったんですよね…
そんなある日、Heart plantsさんで入荷情報を発見し即購入!
ということで我が家にもついにHelios Green LEDが着弾したので早速みていきます。
購入を検討されている方はぜひご覧ください。
基本スペック
Helios Green LEDはJPP(Japan Power Plant)から発売されている植物育成ライトです。
JPPは農業やエネルギー関連の商品を販売しており、
農業用LEDシステムの設計も行なっているとのことで期待が高まります。
基本スペックはこんな感じ
・価格6280円
・フルスペクトル(太陽光に近い波長)
・照度38,000lux
・PPFD1059μmol m-2 s-1(照射距離40cm)
・照射角度約60℃
・消費電力24W
まずは価格が6280円
AMATERAS LED 20Wの約半分
この性能でこの価格は安いと思います。
もちろん安価ではありませんが、
定格寿命が30000時間なので1日12時間の使用を想定して計算すると
30000(h)÷12=2500(日)
2500(日)÷365(日)=6.84931507(年)
約7年使えるということでコスパ良し
効果については
PPFDが照射距離40cmで1059
PPFDとは光合成に必要な光の強さを表す数値
太陽光のPPFDが大体2000くらいなので
照射距離や時間を工夫することでアガベ育成も十分に可能だと思います。
外観
まず見た目からですが、写真で見るよりずっしりとした重厚感があります。
高級感があってデザイン性も高い
特にブラックの武骨な感じはアガベ男子が好きそう。笑
アイアン家具のインテリアとかに合いそうな雰囲気。
口金サイズはE26と最も一般定期なサイズです。
放熱性を考慮した構造もなんかかっこいい・・・
実際に点灯してみる
点灯してみます。
まずはじめに思ったのは
とにかく明るいw
近くで光に触れるとじりじりくるほどのパワーで熱も感じます。
放熱性を考慮した構造にはなっていますが、ライト自体もそこそこ熱くなります。
PSE取得しているので安全だとは思いますが、長時間の使用後に触るのには注意が必要。
PSEとは電気製品安全確保について定められている法律「電気用品安全法」のこと
照射範囲
照射範囲は60°
普段は照射範囲120°のもの使用しているのでやや狭く感じます。
推奨照射距離の40cmではこんな感じ
照射範囲は狭く、スポットライトに近い気がします。
ライトの効果について
効果についてですが、スペックを見ると
照射距離40cmでPPFD値1059
PPFDとは光合成に必要な光の強さを表す数値
太陽光のPPFDが約2000ですので、
先ほどからお伝えしているように、照射距離や時間を考慮すればアガベやコーデックスにも十分使用できます。
工夫によってはLEDのみで育成することも可能ですし、太陽光の補助としては申し分ないと思います。
わたしはLEDのみでの室内育成も行なっています。
PPFD値や実際に使用している方たちの声を聞く限り、
植物の見え方
Ra値98.5ということもあり、植物の見え方は太陽光ほとんど変わらない。
Ra値とはLEDの演色性の値
自然光での色を100とした時を基準にしていて、
100に近ければ近いほど太陽光の見え方に近いってことです。
もちろん写真もきれいに映ります。
部屋で植物を眺めながら、コーヒーを飲むなんてことも出来ちゃいますよ。
電気代
気になる電気代を計算してみました。
24Wで1日12時間使用したとして
1ヶ月約233円でした。
約200円で自分の植物がよく育つなら安いもんです。
使用して感じた 注意点
もちろん良い点がたくさんあるのですが、実際に使用してみて感じた注意点もいくつか紹介します。
ライトの重さ
まずはライト自体の重さが公式では283gと結構ある。
実際に測ったらもっと重かったけど、誤差ですかね。
これはどの植物育成ライトもそうなんですが少し重いんですよね。
そのためソケット側を選ぶときに注意が必要です。
特にクリップ式や可動式のソケットについては、不安定になったり、ずれてしまう可能性があります。
固定性が高く、安定しているものを選ぶようにしましょう。
照射範囲が60°と狭い
照射範囲が60°と狭いので、アガベの場合は多数の株を照射するのは難しいです。
子株のについては少し照射距離を離せば複数株の照射できます。
中~大株をLEDのみで育成するとなると1~2株に1灯は必要。
もちろん太陽光の補助として考えれば申し分ないと思います。
広範囲の照射を求める方はJPPからパネルタイプの Helios Green LED PRO
というモデルも発売されているので、ぜひチェックをしてみてください!
葉焼け
とにかくパワーがあるので葉焼けには注意が必要。
いきなり近づけすぎると葉焼けを起こす可能性があります。
特に導入がはじめての場合は照射距離を縮める場合は徐々に行うことをおすすめします。
※推奨照射距離は40cmですので、近づける場合は自己責任でお願いします。
また風通しを良くしたり、サーキュレーターを使用することでも葉焼けを防止できます。
まとめ
・価格6280円、1日12時間照射で約7年間使用できてコスパ良し
・アガベやコーデックスなど日照要求の強い植物にも使用できる
・PPFD値1059と高く、LED育成も可能。補光には十分すぎる性能
・植物の見え方は太陽光とほとんど変わらない
・電気代約1ヶ月約200円(1日12時間照射)
アガベなどの日照要求の強い植物の栽培は環境も限られ、
室内管理はもちろん冬越しなど初心者の方に難しい点がたくさんあります。
HeliosGreenLEDを使うことで、
多少日当たりが悪くても、アガベやコーデックスの育成が楽しむことができます。
育成に悩まれている方の強い味方になってくれますよ!
現在は正規代理店のみでの販売のため、
今後のさらなる普及に期待しています!
それでは、良いAgave lifeを!
その他のおすすめ植物育成ライトもこちらで紹介しています。
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